【レポート】竹中平蔵さんの講義

竹中平蔵さんの講義

東京一極集中時代の100年の企業戦略

2018年11月5日、日本橋三井ホールで行われた出版記念セミナーに参加してきました!

これは「東京一極集中時代の100年の企業戦略」という本の出版記念セミナーで、お客さんは300名程。3部構成で行われ、竹中平蔵さんがトリだったのですが、明治大学名誉教授の市川宏雄さん、そして株式会社ボルテックスCEOの宮沢文彦さんの講義も行われました。このお2人は資料に基づいていた為、今回は唯一フリートークだった竹中平蔵さんの講義内容を取り上げます!私なりに、お話をまとめさせて頂きました。個人的な意見は含めず、竹中さんのお言葉のみでございます。

下記はこのセミナーの公式紹介ページです。

https://toyokeizai.net/sp/vortex201811/index.html

  • 中長期の経済

竹中さんは、訪問した「アリババ本社」について話し始めた。

現在、アリババはビッグデータと人工知能を組み合わせ、交通状況の効率化を図ることに成功した。信号を効率的に作動させ、救急車の到着時間を半分にすることにも成功した。これらのシステムをアリババは市に売りつけ利益を上げ、クアラルンプールに採用されることも決定している。日本にも当然、このシステムを売り込んでいるそうだ。アリババの市場価値は日本トップであるTOYOTAを上場してからたった11年で抜き去り、凄まじい勢いで成長している。

アリババは近未来社会の構築に貢献しているが、今後のグローバル社会を勝ち抜く為には第4次産業に従事することが必要不可欠。グローバル化とは都市化競争で、経済の力は都市の力と言い換えることも可能である。中長期で経済を考えるには、第4次産業の中でどの様に生き抜いていくかが鍵となる。

  • 安倍政権の評価

安倍政権に関して、評価出来る内容もあるが評価出来ないこともある。安倍政権が発足した当初の株価は約8,000円現在は2万円を優に超えており、これだけでも経済が良くなったと評価出来る。デフレ目標に到達していないもののプラスに転じ、インバウンドでも成果を残し、カジノの取り込みに成功したことも一定の評価が出来る。安倍政権は「現在を良くする」ことについては評価出来るが、「近未来」についての評価は出来ない。これまでの長期政権はレガシー(遺産)を残しており、中曽根政権は国鉄民営化小泉政権は郵政民営化安倍政権はまだ何も残せていない。平中さんが菅官房長官と話した際に尋ねると「インバウンド」がこれまでの安倍政権のレガシーだと述べ、今後は「社会保障改革」が安倍政権のレガシーになるように取り組みを進めているそうだ。長期政権と経済の良さは相関関係にあり、近未来においても成果を残してくれる事を竹中さんは期待していると述べた。

  • 将来の東京に期待すること

空間利用の優位性は永遠

中国はスーパーシティに力を入れており、ビッグデータや人工知能を駆使しての取り組みが大変進んでいる。グローバル化の中で、他の先進諸国が人材確保に向けて取り組んできた中、日本だけが人材確保を怠ってきたのだが、今後必ずツケが回ってくる。ただ、東京にも良い点はあり「海外の人と良好な関係を築いてきたこと」は日本の強み。第二次世界大戦後、日本に住んでいた韓国人の人数は韓国本土に住んでいた人数とほぼ同等であった。人材確保を進める中で、この点は活かしていくことが出来る。

現在の日本は法人税が高く規制も多く、空港アクセスは改善されたものの路線本数はアメリカなどに比べると少ない。これらを改善していくことが、今後の日本経済成長に繋がっていく。空間利用の優位性は永遠で、日本が近未来社会に向けてどの様な政策に舵を向けるのか非常に注目である。

で講義をしめた。

竹中平蔵さんの生講義は初めてだったのですが、お話し

めちゃくちゃ面白かったです!かつ、分かりやすい!

貴重なお話をまとめましたので、是非、ご参考に!

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