【レポート】RIZAPの凄み

Rizapの凄み

  • 広告活動

「RIZAP」今では多くの人が耳にした事があるのではないだろうか。CMの強烈なインパクトから多くの人に強い印象を与え、絶妙な効果音から人々の耳に残すサウンドも特徴的である。RIZAPの親会社は健康コーポレーションであり、RIZAPが驚異の成長を遂げた事により健康コーポレーションの前3月期の業績は凍結売上高が391億100万円(前々期比63.5%増)である。ここまでRIZAPが成長を遂げた要因として、私は彼らが行った広告活動が大きく関連していると考える。

高齢化社会に伴って健康志向の人が多くなってきた事や小中ダンスが必修になった事から、フィットネス業界には良い風が吹いている。しかし、フィットネスジム1ヶ月の利用料が1万円前後である事に比べて、RIZAPは高額な利用料をとる。完全パーソナルトレーニングなので、普通のフィットネスジムと料金比較はできないが、それにしても高額な料金を請求する。では、どのようにして彼らがクライアントに対してアプローチしていったか。それは「ギャップ効果」と「ゲインロス効果」が効果的に使われた事が大きなキーポイントだと推察されている。有名なRIZAPのCMを例に挙げると、ぽっちゃり体型からスリムな体型に変化していく。このギャップから感情の傾きが大きくなり後者が強調される。後者にポジティブな強いインパクトを与える為に、相手により大きな好印象を与える。この「ギャップ効果」と「ゲインロス効果」が、RIZAPの成功に繋がった大きな要因である。

  • 広報活動

続いて、RIZAPの広報活動を歴史的な特徴も含めて考えていきたい。RIZAPはPR活動をしていく中で、芸能人に焦点を当てた。顔が広く知られている芸能人を選び、テレビ番組とも手を組んでボディメイクし世にアピールしていった。この時も「ギャップ効果」と「ゲインロス効果」を利用する為に少しぽっちゃり体型の芸能人を選んでいた。知っている人が目の前で変化していく光景に、多くの人の興味と信頼を勝ち得た。これがRIZAPの成長に繋がった広報活動である。広告や販促のように高額なコストがかかる訳ではないが、大きな宣伝効果に繋がる。フィットネスならではのPR活動ではあるが、非常に効果的。

この広報活動を歴史的な特徴と照らし合せた時、どの種類に当てはまるか。私は「双方向非均衡性モデル」だと考える。双方向非均衡性モデルの代表例として社会心理、深層心理が応用されている事が分かる。「ギャップ効果」と「ゲインロス効果」というのは心理学の一部であり、まさに代表例に当てはまる。

【参考文献】

・「シニア層の健康志向に支えられるフィットネスクラブ」 経済産業省http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/bunseki/pdf/h24/h4a1303j2.pdf#search=’スポーツジム+需要’ 2019年6月8日参照

・「自宅でできるライザップ  運動編」扶桑社(2016)

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