【レポート】女性高齢犯罪者

女性高齢犯罪者

 高齢になり、犯罪に手を染める女性犯罪者。日本ではあまり話題に上がらず、メディアにも取り上げらていませんが、女性高齢犯罪者の問題を日本は抱えている。

現在、日本は超高齢化社会を迎え、高齢者による犯罪が増加している。65歳以上の人口は過去20年間で約2倍になり、一般刑法犯検挙人員に占める65歳以上の割合は約3.7倍に増加している。増加する高齢者による犯罪の特徴は、高齢者になってから初めて犯罪に手を染める人たちが一定数見られるということ。この部類の犯罪者に関しては、男性よりも女性の方が顕著に増加しているのだが、その背景要因についてはまだ明らかにされていない。なぜなら、高齢者犯罪に関する研究は男性が中心で、女性を対象とした研究はほとんど行われていないからだ。そこで、女性高齢犯罪者に焦点を当て、対策としてはどのようなことが挙げられるのかを考察していきたい。

2014年の犯罪白書によると、2013年に検挙された65歳以上の受刑者はおよそ46,243人で、世代別で最も多くなっている。検挙者の全体数は減少傾向にあるにもかかわらず、高齢者は突出して増えている。ここから、高齢受刑者を抱えるにあたって、刑務所内で様々な課題がでてきている。施設面のバリアフリー化医療の充実老人介護施設との連携である。職員の負担も増えるようになり、これらは、男女関係なく高齢受刑者に対する問題でもある。

女性高齢犯罪者の状況として、生活自体に困っている人は少なく、生活基盤はあり、少額の万引きを犯す者が多い傾向にある。切羽詰まった状況ではないものの、経済的不安を感じ窃盗に働いた者が多い。また、他にも罪を犯した背景要因として、周囲からの支えや働きがけがないことからくる、孤独感疎外感の可能性も示されている。これは、非常に重要な点で、高齢受刑者が出所してから短期間で戻ってきてしまう大きな要因の一つである。

以上が、現時点で女性高齢犯罪者について解明されていることで、今後、最新の研究が出る度にアップデートしていく予定です。

【レポート】受刑者の人権

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